TimeDomain Dimension09

TimeDomain Dimension09は、音源の情報をそのまま再現することにこだわりました。ボーカルの声の響き、ミュージシャンの演奏の音を原音そのままに再現します。

円筒形スピーカーの効果

一般のスピーカーは内部の吸音材で消したり、通気孔から逃す方法をとっています。後ろから出た音は反射によりスピーカー振動板に返り、そこを抜けて前の音に遅れて混入して音が濁る原因のひとつになります。Dimension09は、音がパイプ底から放出され前からの音に影響を与えません。また箱型に比べても一体構造のパイプ型の強度は大きく、振動を抑える効果も高いのです。

上向きスピーカーの理由

一般のスピーカーは、スピーカーユニットがボックスにネジ止め固定されています。ですからスピーカーユニットの振動板が動くことによりボックスも振動するため、スピーカーユニットの振動板のみが正確に動作するという基本条件の実現は不可能となります。Dimension09は上向きの構造により、スピーカーユニットの振動をボックス（Dimension09はパイプ状）に伝えないようスピーカーユニットを直接固定せず、スピーカーユニットの振動板のみが正確に動作する状態を実現しています。

上向きスピーカーの音

一般のスピーカーは前向きに取りつけられているため音はスピーカーの向いている方向に放たれます。その音の方向から外れたり、スピーカーから離れると、音は急に聴こえにくくなります。スピーカーの前が家具や人により遮蔽された場合も聴こえにくくなります。その点、スピーカーユニットが上向きにセットされたDimension09は、音の方向性がありません。実は自然界の全ての音にも方向性がなく上向きに球状放射されています。そのため、Dimension09は、スピーカーシステムに対してどんな位置や距離でもバランスよく音が聴こえます。スピーカーの配置場所あるいは聴く際の席の位置に気をつかう必要がありません。
ですから、ご家族、ご友人、グループでの音楽鑑賞、映画鑑賞にもってこいのスピーカーです。

8㎝小口径で低音

昔の高級機のウーハーは38cmと決まっていましたが、実はもともと口径の大きさは低音とは関係ないのです。動板がゆっくり動けば低音になり、早く動けば高音となります。そして、動板が忠実に動くためには軽くて小さいほうが良いのです。ですからDimension09は小口径を採用し、素晴らしい低音を実現しています。